水虫(足白癬)について
【症状】
足が痒く、よく見ると小さな水ぶくれや皮膚の剥けているところがあるといった症状が一般的です。時には、細菌感染を起こしてジクジクしたり、赤みや腫れがでたり、膿が出て痛くなることもあります。
【原因】
原因は白癬菌というカビ(真菌)の一種です。そのため高温多湿になる夏に多くみられる傾向があります。
【検査】
皮膚科では、まずこのカビがいるかどうか皮膚を検査します。皮膚の一部をとって顕微鏡で白癬菌を探します。同じような皮膚の変化があっても水虫ではないこともあるからです。
【治療】
治療としては、抗真菌薬の塗り薬が原則です。しかし、細菌感染や炎症を抑える治療を先行させたり併用したりする場合もあります。
市販薬の使用は正確な診断のもとの治療ではないことや皮膚の変化に応じた治療ではないため、うまくいかないことが多いようでお薦めできません。また最近多い爪水虫やいわゆるタムシなど足以外の白癬症もあるため、お悩みの方は是非皮膚科を受診してください。